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ビアガーデンのはじまり

2009/04/15 (水)  カテゴリー/ミュンヘン旅ビール

 ドイツでビアガーデンのはじまりを調べていると出てくるのが1539年という年。
 ビールの原材料を限ったビール純粋令から遅れること23年、ビールを醸造してよい時期が制定された年です。乾燥している夏に火を使うビール原料の煮込みを行うと火事になる危険性があるからですって。聖ミヒャエルの日(大抵は9月29日)から翌年のゲオローグの日(4月23日)のみ醸造が許可されていました。

 夏の間はビールを醸造できません。夏前に最後に仕込むビールは保存がきいて夏場も飲めるように、アルコール度数が高いビールが作られました。これがメルツェンビールです。
 秋になり次の醸造が始まる前に残りのメルツェンビールを大量に売りさばくためにオクトーバーフェスタが発展したとも言われています。

 夏の間ビールをできるだけ低い温度で保存する為に醸造所の庭の地下には貯蔵庫が作られました。日の光で地面が温まらないように庭には葉の大きいマロニエの木を植え、木陰をつくりました
 醸造所はその木陰にベンチを置いて貯蔵庫から出したばかりの冷たいビールを直接地元民に提供するようになった。それがビアガーデンの始まりです。
 P1000972.jpg  P1010397.jpg
 (ヴィッテンスブルクの庭)          (レーベンブロイの庭)

 バイエルンのビアガーデンはたいがい「食べ物の持ち込むことができる」のですが、これにも始まりがあります。

 醸造所が庭でビールを提供し食事まで出すようになって問題が起きました。
 醸造所の気持ちのいい木陰で冷たいビールが飲めて食事もできるとあれば、他の飲食店にお客さんの足が遠のくのは当然のこと。ミュンヘンの飲食店は醸造所に客とビールを独占されて商売上がったりに。嵐のように激しく抗議しました。

 暴動に発展することを恐れたバイエルン王マキシミリアン1世は1912年に妥協案を締結しました。それは「ビアガーデンでは食事は提供してはいけない。食べ物が必要であれば持参するように」というもの。
 (マキシミリアンの長子ルードリッヒ皇太子とテレージア妃の結婚式がオクトーバーフェスタの始まりです。ビールに縁のある方ですね)

 現在では法律は緩くなりビアガーデンで食べ物を買うことが出来ます。
 でも食べ物は持ち込みができますし、基本的にセルフサービスです。この法律が現在のスタイルでも生きています。
P1010376.jpg 
(イングリッシャーガーデンのゼーハウス)

 前回の記事「ビアガーデンの法律」でも説明した、1999年公布のバイエルンの「ビアガーデンの定義」にも「食べ物の持ち込みが許可されていること」が明記されています。
 醸造所と飲食店の共存のためのマキシミリアン1世の名案は未だに生きています。


 バイエルン人はビアガーデンが大好き。「ビアガーデン協会」まで存在するほど。夏になると町中いたるところでビアガーデンがオープンします。
 出来立てのビールが飲める醸造所の庭はもちろんのこと、大きな公園内、町の広場、レストランの中庭。夏の間も新鮮なビールが飲めるようになった今も、マロニエの木が目印であるかのように木陰にベンチとテーブルが置かれ、ビールを楽しむ人の愉快な笑い声が聞こえています。


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